
医師、薬剤師、栄養士、保健師、看護師、食品関係者、図書館に必備の決定版!!
機能性食品の特性、有効性データを、薬との相互作用情報、最新の知見など、情報満載。
書籍名:医療従事者のための サプリメント・機能性食品事典
出版社名:講談社
発行年月日:
著者名:吉川 敏一・炭田 康史
ISBN:978-4-06-214833-7
総頁数:
判型:AB判

●機能性食品の特徴、有効性、科学的根拠、安全性などがひと目でわかる。
●オールカラーで、理解を深める表組や美しい写真・イラストが満載。
●信頼できる科学的根拠に基づいた有効性データを厳選して紹介。
●食品―医薬品との相互作用および文献情報を収集、医療現場で気になる治療への影響をチェックできる。
●有効性や安全性など、科学根拠に基づいた最新の知見がわかる。
●参考文献の掲載ページ数がひと目でわかる。
●引用した研究論文は出典を明記。
●栄養所要量設定の基礎を紹介。
第一章
機能性食品因子
ハーブ類
アロエ/アガリクス/イチョウ葉/インゲン豆/ウコン/エキナセア/エゾウコギ/カシス/ガルシニア/ギムネマ/キャッツクロー/クランベリー/桑の葉/ケール(青汁)/高麗人参/シソ/セイヨウシロヤナギ/セントジョーンズワート/大豆(イソフラボン)/大豆(サポニン)/大豆(レシチン)/チェストツリー/甜茶/ニンニク/ノコギリヤシ/発芽玄米/ハトムギ/バレリアン/ブッチャーズブルーム/ブラックコホシュ/フランス海岸松樹皮エキス/ブルーベリー(ビルベリー)/マカ/マリアアザミ/メシマコブ/メリロート/緑茶(カテキン)/緑茶(テアニン)
機能性物質
α―リポ酸/BCAA(バリン・ロイシン・イソロイシン)/エイコサペンタエン酸(EPA)/L―カルニチン/キトサン/ギャバ/グルコサミン(塩酸塩)/クロレラ/紅麹菌/コラーゲン/コンドロイチン硫酸/植物ステロール/食物繊維/セラミド/ドコサヘキサエン酸(DHA)/納豆菌/ビフィズス菌・プロポリス/ホスファチジルセリン/ローヤルゼリー
ビタミン類
β―カロテン(ビタミンA)/α―カロテン/リコピン/ルテイン/ビタミンB1/ビタミンB2/ビタミンB6/ビタミンB12/パントテン酸/ビオチン/ナイアシン/葉酸/アスタキサンチン/ビタミンC/ビタミンE(トコフェロール)/ビタミンE(トコトリエノール)/コエンザイムQ10
ミネラル
亜鉛/カルシウム/クロム/セレン/鉄/マンガン/マグネシウム
◎機能性食品因子の参考文献/◎期待される効能から引く索引
第二章
食品―医薬品との相互作用
中枢神経系用薬
全身麻酔剤、睡眠鎮静剤、抗不安剤/抗てんかん剤/解熱鎮痛消炎剤、総合感冒薬/抗パーキンソン剤/精神神経用剤、その他の中枢神経系用剤
末梢神経用薬
自律神経剤
感覚器官用薬
鎮暈剤
循環器官用薬
強心剤、不整脈用剤、利尿剤、血圧降下剤/血管収縮剤、血管拡張剤、高脂血症用剤/その他の循環器官用薬
呼吸器官用薬
鎮咳剤、鎮咳去たん剤、気管支拡張剤
消化器官用薬
消化性潰瘍用剤、健胃消化剤、制酸剤、下剤、その他の消化器官用薬
ホルモン剤・泌尿生殖器官用薬・外皮用薬
ホルモン剤(甲状腺、副甲状腺、副腎、卵胞及び、黄体、その他)/生殖器官用剤、避妊剤、その他泌尿生殖器官用薬/その他の外皮用薬
ビタミン剤・滋養強壮薬
カルシウム剤、無機質製剤/ビタミン剤(A及びD、B、C、K、その他)
血液・体液用薬
血液凝固阻止剤、その他の血液・体液用剤
その他の代謝性医薬品
解毒剤/痛風治療剤、糖尿病用剤、他に分類されない代謝性医薬品
腫瘍用薬
アルキル化剤、代謝拮抗剤、抗腫瘍性植物成分製剤、その他の腫瘍用薬
アレルギー用薬
非特異性免疫原製剤、その他のアレルギー用薬
抗生物質製剤、化学療法剤、寄生動物用剤
抗生物質製剤/抗結核剤、合成抗菌剤、抗ウイルス剤、抗原虫剤
生薬
生薬
その他・麻薬
他に分類されない治療を主目的としない医薬品(ニコチンガムなど)、アヘンアルカロイド系麻薬、合成麻薬など
◎食品―医薬品との相互作用参考文献/◎医薬品名索引/◎食品から引く索引/ご協力いただいた方々一覧
機能性食品因子の使い方
本書は、医療に携わる医師、薬剤師、栄養士、保健師、看護師及び医療関係者(販売者も含む)が、実際の販売・医療の場で安心してサプリメントを活用していただくための実用書です。
健康に及ぼす作用の前提となる科学的根拠、安全性、薬との相互作用などの情報を多数紹介していきますので、商品を適切に選択するために活用し、健康の増進、疾病の予防に役立ててください。
食品―医薬品との相互作用の使い方
第二章では、食品と医薬品との相互作用および文献情報を収集し、内容を簡潔にまとめました。第一章「機能性食品因子」の各成分に記載されている「薬との相互作用」とリンクしており、医療の場で、すばやく閲覧できるように工夫されておりますので、ぜひご活用下さい。食品因子は、第一章掲載成分の他に、注意が必要と思われる食品因子(グレープフルーツジュース・牛乳等)を掲載しました。
ご注意: 本書では添付文章と文献情報に基づき、記載内容には正確を期すように努めておりますが、薬剤情報等は変更される可能性がありますので、最終的には読者自身で十分に吟味し、薬の処方・指導等に際しては、添付文章・引用文献を参考に十分な注意を払われるようお願い申し上げます。本書記載の使用法によって生じた問題については、著者・編集者・および出版社はその責任を負えませんので、ご注意下さい。
本書掲載にあたって
ご挨拶
近年、急増しているがんや高血圧、糖尿病といった生活習慣病は、食習慣などライフスタイルを改善することで予防が可能になっています。こうした予防によって病気を減らしていこうという傾向は世界的なものになっています。病気が起こる機序が解明され、非常に詳細に病気の成り立ちがわかるようになり、それを利用して病気を予防しようという予防医学の重要性が高まっているのです。
自ら病気を予防し、健康維持・増進に努めようとする意識の高まりとともに、食品などサプリメントは積極的に利用され、急速に普及しています。規制緩和の結果、店頭や通信販売のカタログなどで、多くの種類のサプリメントが見られるようになりました。しかし、サプリメントは医薬品のような効果効能の説明ができないため、サプリメントの成分が病気や症状にどのように有効なのか、基本的な情報が十分伝わっていません。また、副作用や健康被害に関する情報も不十分で、サプリメントが関係したトラブルは多く、利用者の不安や戸惑いも相変わらずの現状です。医療現場でも、患者さんからサプリメントについての多くの質問や相談が寄せられ、われわれ医師たちも、サプリメントの機能や安全性に関する知識を深める必要性に迫られています。
本書は、2004年に発行した「医療従事者のための[完全版]機能性食品ガイド」の好評を受けて、改訂を行いました。第一章では、最近注目されている新規成分を新たに追加し、82種類の機能性食品素材を取り上げ、事典形式に改めました。そのため、効能、作用メカニズム、科学的根拠、注意点・安全性、薬との相互作用などがひと目でわかるようになっています。さらに食品の解説については、可能なかぎり幅広く内外の最新の研究論文を精査し、より信頼度の高いものに改めました。
第二章では、2008年度版の大きな特徴である「食品―医薬品との相互作用」を盛り込みました。食品にも、薬との併用によって薬の作用を抑えてしまったり、逆に強めすぎるという相性の悪い組み合わせが、ごく一部ですが存在します。薬物治療中に健康食品を摂取している人も多いのではないかと思われ、薬との相互作用が危惧されています。思わぬ相互作用による副作用を避けるために、医薬品との相互作用について詳しく解説するとともに、併用時の注意や安全性についての正確な情報がひと目でわかるようになっています。
これらに加えて、医療現場でさらに利用しやすくするため、2008年版では「逆引き機能索引」を拡充、期待される効能から引く索引、医薬品名索引、食品から引く索引を盛り込みました。
今の時代、サプリメントは我々の食生活と健康を支える必需品なってきたといえるかもしれません。そして、疾病予防バイオマーカーの発見や、疾病予防効果の判定基準の作成などにより、サプリメントを用いた疾病リスクの回避が実現しつつあります。その一方で、無理な食事制限、偏食、安全性が確認されていない食品の摂取など、食品をめぐる問題は増加するばかりです。
本書を医療現場で多くの先生方が利用されて、薬品と同じように食品素材についての知識を深めていただくとともに、治療や予防の一環としてサプリメントを活用されることを願ってやみません。京都府立医科大学消化器内科学教授 吉川敏一
